2003年12月11日木曜日

ツリー。

卒論の進まなさ具合にあたふたしながら、ホットコーヒーを飲もう、と図書館を出ると、ライトアップされたツリーが、佇んでいました。
既に5限も終った後で、人影もまばらで。
ただそこに在る、という事実が、心に静息をもたらす。
全てが少し、虚しく思えるような。
悲観的な虚無感ではなく、安穏な虚無感。

キャンパスのツリーは、高校の3年間も見ていたのだけれど、その頃、このツリーを見上げて何を想っていたのだろう、と考えていたら。
まったく関係ないことだけれど、よく、友達と手を繋いでいたことを、思い出しました。
あの頃は、校舎内でも繋いでいたし、帰り道も繋いでた。
寒い日は、くっ付くように歩いていた。
方向音痴の私を、引っ張ってくれる手があった。
それをとても懐かしく思い出したのは、私が成長したから、と結論付けることもできるけれど。
自分で囲った領域、というのは、大きくなるつれ、手の繋げる距離よりも、広くなってしまったのかもしれない。
この領域の真中も、やっぱり、安穏な虚無が支配している気がします。