2008年2月18日月曜日

闇に溶けた。

泣き過ぎて、
涙は枯れないと思っていたけれど、
泣き過ぎて空っぽになって、
何も考えられなくなった。

考えようとすると、なんだか変な防御機能が働いて、
思考が切断される。
軽い記憶喪失みたい。

最後に見た顔は、怒っていたのか呆れていたのか哀しんでいたのか。
軽蔑していたのか絶望していたのか。
思い出せないのではなくて、
ぼやけてちゃんと見えていなかったのかもしれない。

2008年2月12日火曜日

技。

「声を出さずに泣くこと」
「目を腫らさないように涙を流すこと」

でも本当は、涙が零れないような技を身につけたい。


何を言っても空回ってしまうから、
何かを言おうとすると泣いてしまうから、
何を口にしても気持ちとはズレてしまうから、
何を説明しても重くなってしまうから、
無言で電波の向こうの気配に耳を済ませる。

溜め息が聞こえた。
あのヒトの口から出た白い息さえ、見える気がする。

帰り道、ひとしきり泣いたのにな。
オレンジの街頭の下で、冷めた缶コーヒーを飲み干しながら、
悩んでなんてない振りをしようって決めたのにな。

私にとってあのヒトは大き過ぎるプラスで、
あのヒトにとって私は正にも負にも動けなくて、
だから私からあのヒトを引いてしまうと、私の存在理由がわからなくなる。