Mes Jours
2008年5月8日木曜日
遠吠え。
左目からボロリと零れた涙が右目に入って、
さらに溢れて枕に吸い取られた。
そばにいたかった。
力になりたかった。
笑顔を見ていたかった。
強くなりたかった。
けれども全て、私の手で壊した。
触れるのを恐れた。
とことん無力だった。
泣き顔ばかり見せた。
強がるほど弱くなった。
思い出すだけで、飽きることなく反射的に涙が出るものだから、
思い出さないように努めていた。
平穏な毎日が送れるように。
あのヒトの平穏な日々を壊したのは、間違いなく私なのに。
それなのに、また。
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