Mes Jours
2008年7月7日月曜日
矢印。
バスの座席に身を沈めて、遠く遠く遠いことに想いを馳せていたら、
視界の左の隅に大きな白い犬をとらえた。
走るバスからギリギリ位置で寝そべる大きな犬。
驚いて振り向いたら、アスファルトに描かれた左折の矢印だった。
疲れてるのかな、私。
疲れてるせいにしていいのかな。
考えは同じ輪郭をなぞるのみで、
繰り返すほどに浮き彫りになる。
縋れる藁もなく、ただばたばたともがく両手。
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